BENIYA

【なんばグランド花月デビューを果たしました!笑】

2019.11.30

なんばグランド花月のステージに登るというのは、たった数分の出来事でしたが、大変緊張しました。
直前は脱水になるくらい手汗をかき、トイレに行っても行っても残尿感を感じ。
街ゆく人たちを眺めながら、この中で今晩なんばグランド花月のステージを踏むのは僕だけなんだ・・・と喜びと覚悟を噛み締めながらたこ焼きを食べ・・笑

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このまま在宅療養を継続していきましょう、って本人家族、医療福祉職のみんなで話し合って積み上げてきたのに、これまでほとんど介護に参加してこなかった息子が、母親を入院させたいと言ってます。なんて連絡を受けることがあります。こういう時は最初、ネガティブな感情が応答してしまいます。
「何言ってんの?何もしてないくせに」「これまでの話参加してないくせに」みたいな。

切り替えて、話をじっくり聞いてみると
勘違いや明らかにずれていることもあるんだけれど
息子さんなりに、そう考えていたのかー、とか。そういう経験してたから、こういう時にそう感じるんですねー、とか。まぁまぁまぁあるわけで。

ある人に思い入れがあると
別のある人、特に表面上逆っぽい意見に聞こえる人の話を受け止めるには技が必要です。
本人の話を聞かないで、感情だけで反応しちゃうと、見落とすこともあるし。正しいことの裏側には正しくないこと、があるように信じちゃう。本当は、裏も、誰かの真実なのに。
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なんばグランド花月
「小籔大説教 特別編 ~あなたの悩みを説教全開で解決しまくる笑いゼロの2時間半で「人生会議」についてもお話するバージョン~」

小籔さんは、今回のポスターの件から話を始めました。
自分が演じたばっかりにマイナスのイメージになり、本当は伝えたかった、大切な家族、親と、ちゃんといっぱい話をしてほしい。後悔しないように親孝行しようよ。という思いすら、マイナスのイメージになったら申し訳ない。自分みたいに、もっとやっておけばよかった、という人を減らしたいのに。
と何度も仰っていました。

20分ほど、お母さんとの想い出話をして、お母さんを想って作った歌を披露したら、僕が壇上に呼ばれる。そんな段取りでした。
でも、小籔さんのお母さんとの想い出話は、60分以上続きました。その内容は、お母さんを想い、考え、お母さんからの教えや言いつけを守る中で考え、実行してきたことを、丁寧に結びつけながら、のお話でした。
小籔さんは、お母さんとしっかり人生会議されてたんやなぁ。とステージ脇で聞いていました。
逆に、ここまで一生懸命お母さんと向き合ってきた人でも、お母さんが亡くなった後、小学校や公民館を回って、いっぱい話しよう。親孝行しよう、俺はできんかったから悔しいんや。なんて活動をしたくなるくらい、それでももっと話しておけばよかった、やっておけばよかった、ってなるんだなぁ、と思いました。

お母さんが亡くなった後のエピソードでも、お父さんを想う気持ち、奥さんや妹や親戚にも気を使いながら、何が一番大事かを考えたお話に、涙が出ました。
小籔さんのお母さんが今、話せたら同じように話すとは思いません。その関わりを噛み締めて踏みしめた、小籔さん自身の言葉、だからです。

もう、納得です。
僕は、現場の医者ですから、基本的に、目の前の人と話し、聴き、考えるを生業としています。組織や権力やそんなものにはあまり興味がありません。
今回のポスターが、国が作ったから云々とか、発信の基本的手法として云々とか、本来こうあるべき云々、とかの意見にはあまり興味がありません。

小籔さんの大説教に集まったお客さんは、チケットを買った時にはポスターの話はなく、その後、盛り上がっての今日です。
小籔大説教は、お客さんとの掛け合いで進みます。結婚のこと、友達のこと、人生のこと、会場からの質問に次々小籔さんが応えていきます。
毒舌も冴えます。相談者の気持ちの揺れや甘えを整理するために厳しい言葉を使うこともありますが、
どんな キツい言葉も、根底には優しさに溢れていました。
時には、一つの質問に20分でも30分でもかけて、丁寧に、なのに笑いも忘れず、話しているのです。愛情持って話しているのが伝わってきました。

結局、2時間半の予定のイベントは3時間半近くまで延長。

言葉の力や存在感、刹那性をわかっているはずなのに、言葉は強く、一人歩きする。
今回のあれやこれやで、僕はいっぱい経験しました。勉強しました。僕自身、たくさんの気づきがありました。覚悟も決まりました。

大阪での大説教、次は春にあるそうです。大きなホールですが、一つになる一体感。人と人とのコミュニケーション。そんなことが感じられる、ステキな時間・空間です。ぜひ、行ってみてはいかがでしょうか。僕もまた次来たい!と正直に思いました。(チャンピオンさんがどうなるのかも気になるし)

終了後、サイン会などが始まる隙間に、しばしお話しさせてもらいました。背の高い小籔さんは、目線を合わせて写真をとってくれました。23時でした。

厚労省の方も来ていました。
「小籔さんのファンになりましたね…」なんて話しながら、深夜の千日前通を帰りました。